悪い癖を破る簡単でマインドフルネスな方法=瞑想とデフォルトモードネットワーク
デフォルトモードネットワークの活性化










マインドフルネストレーニング



脳科学 トリガー、行動、報酬の仕組み
この報酬ベースの学習プロセス は、正と負の補強と呼ばれ、基本的にこのようになります。私たちは良い食べ物を見て、私たちの脳は「カロリー!生存!」と言います。私たちは食べ物を食べる、私たちはそれを味わう、それは良い味です。そして特に砂糖を使うと、私たちの体は、「あなたが食べるものを見つけた」という信号を脳に送ります。この依存記憶をレイアウトし、次回にこのプロセスを繰り返すことを学びます。食べ物を見て、食べ物を食べて、気分がいい、繰り返しなさい。
トリガー、行動、報酬、シンプルです。
私たちの創造的な頭脳は、食べ物が何であるかを覚えていること以外にも、これを使うことができます あなたが悪い気分になったら、何か良いものを食べてみませんか? 気分がいいでしょう? 私たちは素晴らしいアイデアのために頭脳に感謝し、これを試し、怒ったり悲しんでいるときにチョコレートやアイスクリームを食べれば、気分が良くなることを学びます。
同じプロセスで異なるトリガー。この飢えの信号が私たちの胃から来るのではなく、この感情的な信号 – 悲しい気持ち – は、食べたい衝動を引き起こすのです。
浮かび上がる脳の陰:デフォルト・モード・ネットワーク
私たちの脳は,話をする,本を読む,といった意識的な仕事を行っているときだけ活動し,何もせずぼんやりしているときは脳もまた休んでいると考えられてきた。ところが最近の脳機能イメージング研究によって驚くべき事実が明らかになった。安静状態の脳で重要な活動が営まれていたのだ。しかも,この脳の「基底状態」とも言える活動に費やされているエネルギーは,意識的な反応に使われる脳エネルギーの20倍にも達するという。
この脳活動の中心となっているのは,「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる複数の脳領域で構成されるネットワークで,脳内のさまざまな神経活動を同調させる働きがある。自動車が停止してもいつでも発進できるようエンジンを切らないでおくのと同じように,これから起こりうる出来事に備えるため,さまざまな脳領域の活動を統括するのに重要な役割を果たしていると考えられている。
デフォルト・モード・ネットワークは意識的な行動をするうえで重要な役割を果たしており,ある実験では,デフォルト・モード・ネットワークの活動を観察することによって,被験者がミスをするかどうかを30分前に予測できたという。さらに興味深いことに,デフォルト・モード・ネットワークの異常がアルツハイマー病やうつ病などの神経疾患とも関係するようだ。アルツハイマー病患者で顕著な萎縮が見られる脳領域は,DMNを構成する主要な脳領域とほとんど重なっている。安静時の脳活動を研究することによって,意識や神経疾患を理解するための新たな手がかりが得られるだろう。
引用元: 日経サイエンス
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